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仮面ライダーリリカル電王sts外伝第三話 「続リリカル電王珍道中物語~リンディさんの暴走~」 私はアイン。時の列車デンライナーで旅をしている。 今日はオーナーの知り合いの方が来るらしい。 しかし何だ?この嫌な予感は。まるで自らの命の危険を感じたような…。 数分後、私はこの予感が自らの未来だと感じた。 「私の知り合いで管理局に勤めているリンディ・ハラオウンさんです」 「ご紹介に預かりました、リンディ・ハラオウンです。よろしく」 「リンディってまさか!?」 「ああ、あのお茶の送り主だ!!」 「エェー!」 「今日は皆さんにお茶をご馳走してくれるそうですね」 「ええ。それじゃあ、食堂で待っていてくださいね」 そんな笑顔で言われても私には死神の微笑みにしか見えない…。 (頼む、夢であってくれ) しかし現実は甘くなかった。私とナオミは甘い匂いのする食堂を覗いた。そこには大きな鍋と湯飲みが四つあった。 「さて、頑張りますか」 ドンッ!そんな音がしたかと思うとそこにあったのは商業用の砂糖(しかも六キロ)が置かれていた。 (まさか、まさかな) そう思った矢先にリンディはソレを鍋へと投入し始めたのだった。 (それはない。頼むこれ以上は) どうやら神は見捨てたらしい。リンディは砂糖を全て入れると、少し味見をしていた。 「う~ん味が単調ねぇ。黒砂糖を入れるのもいいわね!」 (止めてくれ、それ以上は死人が出る) しかし、無情にも投入される黒砂糖(もちろん六キロ)であった。 さらに追い討ちをかけるようにリンディは次々とチョコレートを投入していった…。 (それはお茶ではないホットチョコだ!!) 虚しいかな、この気持ち、リンディさんには届かず、調理台の上にはボトルの様な物が置かれたのだった。 「オーナーさんも言ってたからこれも入れましょうか」 ドボッドボッドボッ、投入される液体。唖然としながら、 (もう、どうにでもなれ) アインは隣でフリーズしているナオミを見ながらそう思った。 「お待ちどうさま。はい、どうぞ」 渡された液体はもはやお茶ではなかった。アイン苦笑いをしながらナオミの方を向いた。 「お、お先にどうぞ…」 「やっぱ、私ですか~、では逝きます!」 飲んだ、がしかし何も起きない。ホッとしたその時、 「スゥーッ、スゥーッムニャ」 眠っているナオミがいた。 「それでは私も。ンクッ、ンクッ、ンクッ…ああ、美味しい…ヒック!」 「ヒック?まさか…」 「アインさんも飲みましょうよ~、気持ちいいですよ~、ヒック」 「止めろ、止めてくれ、ヤメロォォ!」 アインの絶叫がデンライナーに響き渡った。 「何が起こったの、うわっ、酒臭ッ!」 アインの絶叫を聞き、急いで駆けつけたハナだったが余りの酒臭さに鼻を摘まんでしまった。 そして、その場の光景に絶句した。そこには下着姿の二人の酔っ払いがいたのだから…。 「グルングルン、気持ちいいなぁ、ヒック」 「原因はなに?うん、何かしらこれ?」 そこにあったのは一本のボトルとチョコレートの箱。チョコレートの箱とボトルに書いてあるものをみてハナは驚愕した。 「ウィスキーボンボンにスピリタスってこれお酒じゃない!」 そんなことはお構い無しにアインは更に脱ごうとしたが突如ふらついた。 「もう眠いから寝る~おやすみなさ~い」 そう言って、奥に行くアイン。そして、入れ替わりに現れた人が一人。 「うわ、なんやこれ。酒臭っ」 ハナを見つけ、追いかけて来た、はやてであった。 「あ、はやてさ~ん、捕まえたぁ♪」 「うわ、な、何するん、リンディさん。それに、その格好…」 「え~い、飲みなさ~い!」 そう言ってはやてに無理矢理、アルコール入りリンディ茶を飲ますリンディ。 そして顔を伏せたその次の瞬間、笑い声が響いた。 「はは、アハハ。やったるでぇ、揉みまくったるでぇぇ!」 酔っ払いがもう一人。ハナは身の危険を感じた。手をワキワキと動かしながら接近するはやて。もはや万事休す。その時、 「すまない、はやて」 「ギャッ!」 白き影が現れたかと思うとはやてをチョップで気絶させたのだ。 「うそ、ジーク!?」 「姫、お見苦しい所を。では」 そう言って消えたジーク。ハナは何かを思ったらしく右手に何かを握りしめた。 そしてリンディの方を向くと右手のハリセンを大きく振りかぶると全力でひっぱたいた。 「グッ!」 その一言と共に気絶するリンディ。こうしてデンライナーでの騒ぎは収まった。 数時間後はやては目を覚ますと6課の施設内を歩いていた。二日酔いになりながら。 「うぅ、頭が痛い、気持ち悪い…」 そしてブラブラ歩いていると、なのはの姿を見つけた。 その様子を見ているとなのははR良太郎に抱きつかれ、びっくりしていたのが面白くてからかうことにしたのだった。 さて、後は皆さんもご存知の本編。時の列車は暫し未来へと走りましょう。 目次へ
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仮面ライダーリリカル電王sts第四話「蒼き仮面の戦士」 Uエリオに詰め寄ったMスバル。何故、二人共こんな事になってしまったのか謎は今解ける。 「僕も、先輩と同じで良太郎を探しに来たのさ。で、気付いたらこうなってたんだ。 どうやら、厄介なことになっちゃったみたいだね。」 「どういうことだ。答えやがれ。」 「つまり、僕らは一度こうなっちゃうと戻らないみたいだね。」 「嘘だろ。本当かよ。」 つきつけられる現実に声を失う、Mスバル。 「ま、なっちゃったんだから、気楽にいこうよ。」 Uエリオは、全く動じてないふうに言った。「これはこれで楽しいしね。」 「ウ~ラ~タ~ロ~ス~、あんたねぇ殴られたいの。」 「ハイ、ハイッ気をつけます。」 その頃、はやては部隊長室で悩んでいた。 (ガジェットにイマジンこれも全部あの予言に関係するんやろか。それに、良太郎君達のこともあるしなぁ。)「ホンマ、何が起こってるんや。アカンアカン今はそれどころやない。仕事、仕事。」 町中で一人の女の目の前に砂の人影があった。 「わかった。電王を殺ればいいんだな。」 「はぁいそうで~す。そうすればどんな時間にも連れてってあげま~す。」 「ふん、何故こんな奴の言いなりにならないんだ。こんな、人間の。」 「黙って言うこと、聞きやがれ。じゃねぇと喰い殺すぞ。」 「わ、分かった。」 「それでいいんだ。それでな。」 イマジンがさったあと女は、呟いた。 「これで上手くいく。全てがな!」 良太郎はスバル、エリオと話していた。 「二人共、ごめん。僕のせいでいろいろ巻き込んで。」 「いいよ。元々、私達があなたを助けたんだから。」 「僕も、そんなことないです。」 「まっ、俺は戦えればいいしな。」 「僕も、別に不自由はしないしね。」 「でも、あんまりやり過ぎるとハナさんが怒るよ。」 「オイッ良太郎!近くにイマジンの気配がするぜ。」 「え、どこにい「探す必要はないここにいる。」 突然、銃撃をされたと同時に声が響き渡る。「今日こそ、死んでもらおう電王!」 「いくよ、モモタロス!」 「おう!」 モモタロスが答えるとスバルの身体を通じて憑こうとする。 「させん!」 「うおっ、オイッテメェ卑怯だぞ。降りて来やがれ。」 「ふっ戦いに卑怯もくそもない…ヌオォォ!」 「三人共、大丈夫!」突如、桜色の閃光がはしったかと思うと上空でなのはが話しかけてきた。 「不意打ちなんてお前らも卑怯だろ。」 そのイマジン、クラーケンイマジンはそう叫んだ。 「こうなれば。」 「うわっ。」 触手(というかイカのゲソ)良太郎に絡みつかせ、水の中に引きずりこんだのだ。 「良太郎、くそあの野郎。」 「早く助けなきゃ。」「すまねぇ。俺は泳げないんだ。」 「えぇ!」 Mスバルはモモタロスの力を使ってる為に泳げないのである。 「僕がいくよ。」 Uエリオはそういうと水に飛びこんだ。そして、ストラーダのブースターで加速すると触手を全て切り裂いた。 「仕方ないなぁ。でも一度釣り上げた獲物は逃がさない主義だからね。」 そういうと良太郎に憑いて、エリオと共に陸にあがった。 そしてベルトを巻き青いスイッチを押しライダーパスを構え、 「変身。」 そう言ってライダーパスをベルトにセタッチさせた。すると、「rodform」という音声が鳴り、身体を黒いスーツが包みそれに青いオーラアーマーがセットされ、青いデンカメンが装着され一回転してこう言った。 「お前、僕に釣られてみる?」 「ふ、ふざけるな。」そういうとクラーケンイマジンは銃を乱射した。 「全くせっかちだなぁ。」 そういいながら全てかわすと、デンガッシャーを組み立てロッドモードにし、連続で突き更には蹴りを絡め攻撃した。(まずいこのままでは)クラーケンイマジンはまたも水中に逃げ込んだ。 「逃がさないよ。なのはちゃん、あの場所をさっきので撃ってくれる?」 「えぇ。」 そういうとなのはに指示した場所の横を指差しながら大声で 「危ない、そのままいくと直撃だよ。」 と言った。 「何!クッ。」 急ブレーキで止まり 顔を出すと、 「ディバィーンバスタァー」 「う、ウギャアァァ」なのはの砲撃が直撃した。 「さて、決めますか。」 そう言ってライダーパスをベルトにセタッチする。 「fullcharge」 音声と共に青いフリーエネルギーがデンガッシャーにチャージされ「う、ウゥゥ。」 陸に上がってきたその瞬間に突き刺した。そうすると、亀甲状に網が絡まる。 「ハアァッ」 そして、電王がそこに飛び蹴りを放つとクラーケンイマジンは爆発した。しかし、その瞬間イマジンのイメージが暴走した姿巨大な姿〔ギガンデス〕ハデス、ヘブン、ヘルが飛び出したのだった。 「ふぅ、いくよ。」 そこに変身待機音と同じ音がしたかと思うとデンライナーが現れた。 「ハッ」 デンライナーに飛び乗るとデンライナーを、バトルモードに移行させた。そして、3隊のギガンデスをレールで囲み半時計回りで動きながらゴウカノン、ドギーランチャー、モンキーボマー、バーディミサイルを放つ。 それと同時にサイドアックスからエネルギーの刃が飛び、レドームの刃で切り裂くと3体のギガンデスは爆発したのであった。 電王を刺客に狙わせる黒幕の正体。そして、まだみぬ仲間達。戦いは、激化していく。ばかりだった。 次回予告 Mスバル「厄介なことばっかりだな。そういえばクマはどうした。」 Uエリオ「僕らと同じで探しに来たハズなんだけど。まさか、僕らと同じでもう誰かに憑いたんじゃ。」 フェ「エリオ。早く元に戻ってね。」 なのは「フェイトちゃん泣かないで。」 キャロ「うん?泣く?」 Kキャロ「泣けるで!次回、仮面ライダーリリカル電王sts第五話「泣きっ面にクマ」や。」 ハナ「お楽しみに~。」 フェ「キャロまで。ウワァーン。」(明後日の方向に全力疾走で走り去る。) なのは「フェイトちゃーん。カムバーック!」 戻る 目次へ 次へ
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魔法少女リリカルなのは The Elder Scrolls クロス元:オブリビオン 最終更新:08/05/13 第一話 第二話 第三話 拍手感想 TOPページへ このページの先頭へ
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魔法少女リリカル湾岸ミッドナイト ~永遠にわからない答え~ 世の中には答えのない問題がいくつも存在する。 その答えを見つけ出すのもひとつの人生の楽しみ方とも言えるだろう。 SERIES 1 運命(フェイト)① 西暦20XX年、第97管理外世界 ―地球― 東京 首都高速道路 都心環状線 ブロロロロ… 静かでシャープな排気音と共に白いすらっとしたメタリックボディの車が大きな橋を超える。 「この世界の車は元気がいいわ、まるで生きているみたいね…」 車の名は『フェラーリ・テスタロッサ』。 高級車らしく平べったいボディが目を引く390馬力で280キロ出るスポーツカーである。 フェラーリを操る金髪のドライバー、機動6課ライトニング分隊隊長『フェイト・T・ハラウオン』は機動6課の課長、八神はやてより出された任務のためにこの世界に来ていた。 任務の内容は「時空管理局より突然異世界に消失したロストロギアを回収せよ」であるが、正直「遊びに行け」の間違いだと長い付き合いの友人には言えない。 今回回収するロストロギアは驚くことに自分達の身長の半分も無い小型であり、時々暴走もするようだが大して驚く攻撃を放ったりしないそうだ。 つまり言い換えると、 『ほっとけば見つかる』程度の甘い考えでも見つかるのである。 滞在期間も(この世界において)1ヶ月と思ったより長い。 これはもうある意味「長期休暇」である。 個人的には早く終わらせたいのだが、忙しい激務をこなす毎日で少し羽を伸ばすのも悪くないだろう。 『はやて、ありがとう』 楽な内容だとわかって任務を選んでくれたはやてに罪悪感を思いながらも心の中で最愛の友人に感謝する。 初日の今日は周辺地域の聞き込みを夜まで行い、せっかくなのでパンフレットに書いてあったドライブコースとして話題のこの首都高速に乗ることにした。 「うわ……」 大きな橋、レインボーブリッジを抜けると、そこには美しい光の模様を描く大きい観覧車や0時だというのにやけに明るい町並みは、ミッドチルダよりは劣っているものだが、やはりここにはここ特有の『100万ドルの夜景』が広がっていた。 「綺麗……なのは達もここに来ればよかったのに。」 この楽に仕事ができる機会は滅多に無いので同僚のなのはを誘ってみたが、運悪く別の仕事が入っていたようで、仕方なく今回はフェイト一人で参加することになる。 ガラガラガラ…… 某所、静まりかえったガレージのシャッターが上がる音がする。 真夜中の闇に溶けるような2シートの藍色の車。 その前に立つのはリーゼントに近い髪型が特徴の優しい顔立ちの少年だった 服装はジーンズに純白のTシャツ。 どう見てもこれから車に乗ると言う行為を浮かべると何だか納得できない。 「油圧OK、水圧OK、アイドルOK……OK」 少年は車に乗ると、4点式のベルトを締め、キーを挿し、凄まじい轟音と共にエンジンをかける。 「さあ、今夜も走ろうか……Z」 少年は躊躇無くアクセルを踏み、ギアをローからセカンドに入れた。 首都高速道路 湾岸線 湾岸環八ランプ付近 「ここを回っているだけでも結構時間が潰れたわ。でももうそろそろ降りようかな」 時間は12時30分。 そろそろ事前に予約してた高級ホテルへ向かう時間だ。 帰るまで退屈なので何か音楽を掛けようと左手で中央のプレーヤーに手を伸ばす、 その時 グオオオオオ……! 「・・・」 それは一瞬の出来事、 背筋を伝う身の毛もよだつ寒さにも似た圧迫感 彼女の横を通り過ぎた、氷のように冷たいミッドナイトブルーの『それ』は強烈でまるで猛獣の勝利の雄叫びのような排気音を響かせながら、凄まじい勢いでフェイトがまだ見ぬ闇の世界へと消えていった。 「…なに……今の?車……?」 普段は冷静沈着で優しいフェイトの目は魔法をかけられたかのように見開いたまま凍っていた。 ハンドルを持つ手もマスターに動揺したのか、少しガタガタ揺れている。 あの車には別に悪い魔力は感じない。 しかし、あの車だけが放つ魔法とは違う独特のオーラが冷静なフェイトを動揺させていた。 『……ター……、マスター!起きて下さい』 「はっ!ぐっ…」 フェイトの魔法デバイス、『バルディッシュ』の一言で現実に引き戻され、目の前に映った大型トラックを手のひらに力を込めたハンドルさばきで左にパスする。 しまった、運転中だった。 もしバルディッシュが目覚めさせなかったら、自分は車と共にあのトラックの下敷きになっていただろう。 自分ならバトルジャケットを展開して無傷で生還するが、車などの質量が大きい物はそう簡単には元に戻らない。 と言うより魔法が存在しない世界で魔法を使うのはやはりルール違反。よほどの緊急時を除いて使用しない事にしている。 下手をすると魔法を使うことによりここから歴史が変わってしまう可能性があるからだ。 「ありがとう、バルディッシュ。助かった……」 すぐ近くのPA(パーキングエリア)にて車を停めると、さっきの出来事が気になって仕方ないのか疲労困憊のフェイトがシートに全体重を預ける。 『現在のマスターのコンディションからして、少し休んでみてはどうですか?』 「うん。そうするわ。予約してたホテル、キャンセルしてからね。これだと無事に行けそうに無いから」 そう言うと、携帯電話を取り出し、予約先のホテルへと電話をかける。 『はい、こちらは帝○プリンスホテルであります……』 「そちらのホテルへ予約を入れましたフェイト・T・ハラウオンと申しますが…」 キャンセルの手続きをするだけなのに長々と話が続く。さすが高級ホテル。手続きどころかキャンセルも長い。 ピッ。 「ふう…」 電話を切ると同時に糸が切れた人形の如くハンドルにのめり込むと目を閉じ、 「zzz…」 そのまま眠り込む。 眠り込んだと同時に車の中にあらかじめかけておいた防犯用の『プロテクション』の魔法が発動した。 このフェラーリ、外見は古いが、中身は最新型のエンジンを積んだ代物。 排気ガスではなく水蒸気を放出して大気中に放出する、クリーンな車、ようするに『エコカー』である。 流石に元の世界からほぼ毎日使う自家用車(モーター・モービル)を持ち出すわけには行かないので、ミッドチルダに新しく出来た解体屋にて万が一壊れてもいいようにこのフェラーリを破格の安値で購入。 しかも値段の割には見た目や足が良かった(普通に走れるレベル)ので中身だけを最新のエンジンに取り替えてもらった。 明日はロストロギアの調査を続行すると共に、あの車についても調査してみよう。 シート特有のベッドと似て非なる感じの感触に悩みながらも、今夜はここでゆっくりと眠ることにした。 (次回予告) その車は くるおしく まるで、身をよじらせるように 走るという…… 幾多の人間の魂を地獄へと送った『悪魔のZ』と恐れられる車。 機動6課からロストロギアの回収のために派遣されたフェイトはある日、偶然通りかかった奴の姿を目に焼き付けてしまう。 それを発端にフェイトの周りに集う走り屋達。 『ブラックバード』の異名を持つ腕利きの外科医、『島達也』 その柔らかな走りから最高のR乗りと呼ばれるモデル『秋川零奈』 そしてただ一人、悪魔に愛された男『朝倉アキオ』 今、湾岸を舞台に新たな物語が、始まる…… 次回、 魔法少女リリカル湾岸ミッドナイト 運命(フェイト)② 「くくく……、お前も魅せられちまったか、あのZに」 目次へ 次へ
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魔法忍者リリカル鴉 第二話「八神家」 はやての家に厄介になる事が決まった日から、俺の新しい、そして今までとは全く違う生活が始まった。 朝 日の出と共に起き出て服を着替え、空き部屋を使用して鍛練を行う。忍たるもの、肉体を常に鍛え、如何なる事態にも備えておく必要がある。 鍛練を終えた後はやての寝室へ向かい、寝ているはやてを起こすのが俺の日課だ。 「はやて起きろ。朝だぞ」 「う…うーん。あ~、おはよーさんや、ゴウ」 「ああ、おはよう」 その後ははやてを抱き抱え階段を降りていき、一階の車イスに乗せる。 いつも不思議に思うのは、抱き抱えた時にはやてが顔を赤くする事だ。 最初は熱かとも思ったがそうではないらしい。 はやてが「お姫様抱っこや…」と言っていたが、何の事なのだろう? 朝食ははやてと共にに作り、はやてと共に食べるのがこの家の決まりだ。 はやての作る料理は本当に美味く、俺は食卓に付く度に舌鼓を打つ。 一度はやてに、「将来はいい嫁さんになるな」と言ったら、また真っ赤になった。赤くなりやすいのだろうか? 昼 家事と昼食を終えた俺達は、ゆったりとした休憩時間を取る。はやては本を読んだり、俺はテレビを見たりだ。 この家に来てすぐの頃は、現代の文明というものに驚いてばかりだった。電灯に光が点ればギクリとし、水道から水が出れば目を点にしたものだ。 今見ているテレビも同様で、というよりこれには一番嫌な記憶がある。 (以下回想) 「はやて、あの四角いものは何だ?」 「あれ?あれはテレビや」 「何だそれは?」 「えーと、説明するより実践した方が早いわな」 はやてはテーブル上の黒い板を手に取り、テレビに向ける。 ピッ 『次のニュースです。本日未明…』 「うおおっ?!」 俺はその光景を見た瞬間、思いっきりのけ反った。 「ど、どうしたんゴウ!?」 「こんな小さな箱の中に人が入っている!一体どうなっているのだ!?」 俺はテレビとやらをあちこち触ったり叩いたりした。 「一体どんな術なのだ、はやて?おい、はや…て?」 振り返るとそこには、口元を手で押さえて俯き、肩を震わせているはやてがいた。どう見ても笑っている。 「…何故笑う、はやて?」 「だ、だって…ププッ…タイムスリップした人がやるお約束……な、生で見てもーた……うぷぷぷ…」 どうやらツボに入ったらしく、しばらくはやては笑っていた。 理由は分からなかったが、あの時は少し苛ついた。 (回想終了) 夕方 はやての足の具合を診てもらう為、二人で病院に向かう。 担当医の石田という女医には、俺ははやての従兄弟という事で通している。最初は怪しまれたが、はやての説明もあり今では普通に接されている。 尚俺には名字がないので、飛鳥 剛と偽名を名乗っている。 「……という事で、はやてちゃんの足に現在変化はありませんが、我々としても全力を尽くして治療に当たります」 「分かった。そちらの方は引き続き頼む。」 「あっ、待って」 ある日いつもの様にはやての容態を聞いた後部屋から出ようとすると、石田医師から呼び止められた。 「何だ?」 「飛鳥さん、今ははやてちゃんと一緒に住んでいるのよね?」 「そうだが、それが何か?」 「……はやてちゃんの事、いろいろとお願いね」 「?」 「はやてちゃんはとても強い娘だわ。まだ十歳に満たない子供とは思えないくらいにね」 「………」 「でもね、そんな強い娘だからこそ心配なの。甘えたい年頃なのに、両親がいないから自分から甘えを断ってしまう。 頼れる人がいないから、自分一人で全て頑張ろうとしてしまう。 優し過ぎるから、他人の分の重責まで背負おうとしてしまう。 …そんな事を続けてたら、あの娘いつか潰れちゃうわ。あの娘には、支えてあげる人が、守ってあげる人が必要なの」 ゴウは黙って石田の話を聞いている。 「だから、はやてちゃんの力になってあげて。はやてちゃんを守ってあげて。それが出来るのは、今はあなただけなの」 「…無論だ。言われなくとも、あいつは俺が守る。俺はあいつの家族だからな。それより治療の方はよろしく頼むぞ」 ゴウはぶっきらぼうに、しかし穏やかな口振りで言い、部屋を出ていった。 「……愛想のない人ね」 石田は苦笑を浮かべて、ゴウの背中を見送った。 夜 病院から帰って来た俺達はいつも同様分担して夕飯を作り、二人でそれを食して後片付けをする。ここまでは何の事はない。 だがこの後俺には毎晩一つの戦いが待っている。それは―― ワシャワシャワシャ…… 「どうだ、はやて?」 「うん。気持ちええよ。ゴウは洗うの上手いなー。」 そう風呂である。 はやてを一人で風呂に入れるのは時間がかかって風邪を引く恐れがあるし、何かあった時一人では危険な為、俺が一緒に入るようにしているのだ。 気恥ずかしい気がしないでもないが、はやてはまだ八歳だ。意識し過ぎるのも変だろう。 だが、真の問題はこの先にある。 「ほな今度はゴウの番やな。洗ったげるから背中向けてや」 「い、いやいい。俺は一人で出来る」 「そんな遠慮せんと。ほら、ゴシゴシッと♪」 「待てはやて!そこは違うだろ!?」 「えー?聞こえんな~?」 「よせ、ヤメロ!アッー!」 毎晩これだ、たまったものじゃない。 ……何?羨ましいだと? なら一遍やられてみろ。大事な物を汚された気分になるから…… 風呂から上がった後は軽くくつろぎ、そしてはやてを寝室へ運ぶ。 普段ならこれで一日の仕事は終わるのだが、今日は少し様子が違った。 「よっと。大丈夫か、はやて?」 「うん、平気や。いつも運んでくれてありがとな、ゴウ」 「気にするな、俺の勤めだ」 はやてをベッドに下ろし、いつものやりとりをする二人。 「それじゃあな。ゆっくり休め」 「あっ…」 「? どうしたんだ?」 ゴウが部屋を出ようとすると、はやてが急にゴウの服の裾を掴んだ。 「えーとその…な?もう一つだけ、お願いしてもええ?」 「何だ?言ってみろ」 「えっと……私が眠るまででええから、手…握っててくれへん?」 顔をほんのりと赤め、上目遣いで見てくるはやて。 「構わないが……急にどうした?」 「それがな、自分でも何やよう分からんのやけど……出ていくゴウの背中見てたら無性に寂しくなって――このままゴウがいなくなってまうような気がしてきて……」 「怖くなった、と」 コクンと頷くはやて。 ゴウは手近にあったイスを引っ張ってベッドの近くに寄せて座り、はやての頭をくしゃくしゃと撫でた。 「心配するな、俺はいなくなったりしない。ここは俺の家でもあるしな。だから安心して眠れ。お前が望むなら、俺はそれを叶えてやる」 「……おおきにな」 嬉しそうに微笑み、はやては礼を言った。 一連の流れの後、俺達は少しの間談笑していたが、話疲れたのかはやては直に寝息を立て始めた。 俺はゆっくりと抜けだそうとしたが、聞こえてきたはやての寝言を聞いて、それを諦めた。 「お父さん……お母さん……いやや、行かんといて…」 悪夢を見てるらしく、 はやての顔を見ると目許に涙が浮かんでいた。 俺が手を強く握ってやると、表情が少し和らいだようだった。 (はやてちゃんの力になってあげて。それが出来るのはあなただけなの・・・) 俺は昼間石田から言われた事を思い出す。 (俺の手は、もう拭い切れないほど血で染まっている……だがこの手でお前の苦しみを減らしてやれるなら――はやて、俺はお前の側に居続けよう……) 俺はそう決意し、一晩中はやての傍らで手を握り続けた。 夜が明けた後、目覚めて俺が隣で手を握り続けた事に気付き、はやてがまた真っ赤になったのは言うまでもない。 六月三日 午後二十三時五十分 間もなくはやての誕生日となる。 聞いた所によると、この時代では誕生日に贈り物をするのが風習らしい。 金の問題は持っていた小判を古物商に売って、何を買ったらいいかは石田に助言をしてもらって解決した。 あまりゴテゴテしたものははやては好かないと聞いたので、水晶で出来たイルカの首飾りを買った。喜んでくれればいいのだが…… ゴウがあれこれ考えている内に、もう時計の長針と短針が間もなく重なろうとしていた。 あと三、二、一… ドックンッ! (っ!? 何だ今のは!?) 日付が変わった瞬間、ゴウの全身を言い様のない感覚が走り抜けた。 例えるなら、強い波動のような、圧倒的な気迫のような、今まで感じた事のないものだった。 そして同時にはやての部屋から聞こえてくる物音と奇妙な気配。ゴウは迷わず棚の奥にしまってあった忍道具から苦無を取りだし、はやての部屋へと向かった。 (気配は五つ……はやてを除いても四つか…ただの賊なら一瞬で仕留められる) ゴウは足音一つ立てずはやての部屋の前まで移動し、扉の前で判断を下した。 ドガッ! 注意をはやてから自分に向ける為、扉を蹴り破るゴウ。 部屋の中を見渡すとはやてが寝ているベッドの横に黒い服を着た四人の男女が立っていた。 そしてその集団の中の一人、ピンクの髪をポニーテールに纏めた女がゴウの姿を認め、手にした刀に手を添えて言う。 「貴様、何者だ!」 ゴウも逆手に苦無を構えたまま言い返す。 「それはこちらのセリフだ。人の家に断りもなく入ってきておいて、どの口でほざく」 「人の家?ああ失礼した。お前は主の父、いや、兄か?」 「血縁関係はない。だが俺はそいつの家族だ。 そんな事より答えろ、貴様らこそ何者だ。どうやって入った。」 今でこそ戦いとは縁のない生活に身を置いてはいるが、ゴウとて一流の忍だ。誰か家に近付くものがあればすぐに気が付く。 だがこいつらは何の前触れもなく、いきなりその気配を発生させた。それがゴウにとっては不思議でしょうがなかった。 四人―さっきの刀を持った女と自身の身の丈ほどもある金槌を持った少女、手に指輪を嵌めた金髪の女、そして頭から犬耳を生やした男―は一度顔を見合わせ、互いに頷きあった後向き直って言った。 「驚かせてすまなかった。我々の名はヴォルケンリッター。此度、魔導書『闇の書』に選ばれた我らが主、八神はやて様にお仕えする為に存在する守護騎士だ。」 女は高らかにそう名乗った。 ゴウはこの時まだ気付いていなかった。彼女達の出現が、彼の運命を大きく変えるきっかけである事に。 そしてそのきっかけによって、自分が再び刃を手に、戦いの渦へと飛び込んでいく事に…… 続く 戻る 目次へ 次へ
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フロニャルド組 とある管理外世界「フロニャルド」に住むキャラ達 魔法は使えないが輝力を使った紋章術を使う事ができる TVアニメ「DOG DAYS」のキャラだがリリカル学園的には「エリオと○○」からのキャラである いわゆるスタッフ繋がり(雑誌等でもなのはキャラと一緒に描かれる事が多い) ビスコッティ共和国 主に犬系のフロニャルド人が暮らす国 さまざまな犬耳と犬尻尾が特徴 ミルヒオーレ・フィリアンノ・ビスコッティ ビスコッティ共和国の若き領主 ミルヒ、姫様、犬姫などと呼ばれる とても可愛らしく優しい少女、ただしエリオに関しては愛ゆえに少々嫉妬深い面を見せる リリ学ではリリカル学園にこそ通っていないもののちゃっかりエリオの傍にいたりする 近いうちに学園に直接忍び込む事を考えているらしいが果たして? キャロと似ているせいか結構仲はよい ただし胸はミルヒの方が大きい、どこかでキャロがぐぬぬ…しているかもしれない キャロと同じくエリオとエッチした経験がある リコッタ・エルマール 国立研究学院の主席研究士にして超絶天才ロリ、通称リコ その天才的頭脳と才能は他の追随を許さない、しかしそれを鼻にかける事もない優しい少女 ミルヒ、エクレ、ユキカゼの古くからの友人、語尾に「~であります」とつける口癖がある 見た事の無い機械を見ると研究心と尻尾の付け根がキュンキュンするらしい 恐らくリリカル学園に来たらフロニャルドにはない技術の塊に驚いて、涙と鼻血と涎と尿を垂れ流しながら喜ぶだろう 最近になってフェイトさんの変装をしてリリカル学園に忍び込もうとしているリコッタが目撃されたとかされてないとか(中の人ネタ) エリオとはよく一緒に遊んでもらっていて、妹のような存在である リコも思う存分甘えられて遊んでもらえるのでエリオの事が大好き エクレール・マルティノッジ ツンデレ腹パン縞パン垂れ耳ペッタン子隊長という属性過多になりぎみな女の子 武術の腕前は非常に高く、ミルヒオーレ直属親衛隊の隊長を務めている ミルヒやリコ、ユキカゼとは身分を超えた友人である エリオの事はなんだかんだ言って認めており、恋心を抱いている が、生来のツンデレ気質により素直になれない でも以前に貰ったエリオのハンカチの匂いを嗅ぎながら毎晩のようにオナニーしてしまう程には大好き ユキカゼ・パネトーネ ビスコッティ騎士団自由騎士オンミツ隊筆頭、でもその自己主張の激しいおっぱいは全然忍んでない 実力は高くあらゆる武器を使いこなし家事までできるという完璧超人 よく隠れてリリカル学園に忍び込んでいる姿が目撃されているらしい 目撃談があるのはどこからでも目立つ巨乳が原因なのは間違いない 一説によるとフロニャルドにおいてもっとも大きな胸であるとされる 正体は天狐の土地神でありとても長く生きている…が、まだまだ若輩らしい エリオとは良き友人であり、体術の師匠 しかしダルキアンはユキカゼとの関係を怪しんでおりエリオに釘を刺した事も エリオ曰く「あの時の事は思い出したくない…」だとか ブリオッシュ・ダルキアン ユキカゼの上司でありオンミツ隊頭領の女剣士、主な任務は各地を旅しての魔物の封印 通称ダルキアン卿、誰が呼んだかダルキーなんて呼び名も ちなみにユキカゼにはお館様と呼ばれる(どこかの戦国武将ではない) 実力は大陸一という呼び声も高いが本人は自由気ままな猫ライフ(狼だが)を送る風来坊 旧知の友人であるザフィーラとたまに飲み明かしている姿が目撃されているらしい 実はとても長い間生きているらしく、ザフィーラとも大昔に知り合った ユキカゼの親代わりであり師匠でもある そのためユキカゼの事は非常に大切にしており上記の事例が発生した いったいエリオに何をしたのかは二人しか知らない ガレット獅子団領 主に猫系のフロニャルド人が暮らす国 さまざまな猫耳と猫尻尾が特徴 レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ ガレット獅子団領の領主 姫様と呼ばれる事を嫌い、他人には閣下と呼ばせている ただしミルヒはレオ様と呼び、エリオにはレオと呼ぶ事を許した 領主ではあるが武勇と知略に優れた戦士でもあり、百獣王の騎士の異名を持つ 必殺の紋章術「獅子王炎陣大爆破」はド派手な必殺技であるが隙が大きく味方も巻き込むのが欠点 思いこんだら割と一直線な性格でエリオラブ、どのくらいラブかというと勝手にリリカル学園にやってくるくらいラブ でもエリオに怒られるから自重するくらいは空気が読める フロニャルド組では(事故的な面もあるが)一番最初にエリオとエッチした ガウル・ガレット・デ・ロワ ガレット獅子団領の王子にしてエリオの大の親友 戦興業(というかお祭り的な騒ぎ)が大好きで、皆が楽しめる戦を良しとする歳に似合わずしっかりした考えを持つ また、実力もトップクラスでその強さと性格から人望は閣下並に厚い エリオとは戦を通じて親交を深めておりエリオも同い年の友達が出来た事を喜んでいた 性格とかいろいろな所がアツェレイによく似てると言われる人 たまにこっそりリリ学にやってくると普通に「アツェレイおはよー」とか挨拶されてしまうくらい 中々に波長が合ったのかよくファミレスやファーストフード店で駄弁っている姿が目撃される しかしお互い「自分こそがエリオの一番の親友」と信じて疑わない為その事を問われると争いが起こる エリオが女の子になったらエリオを取り合う男二人という図式になる、エリオマジヒロイン ルージュ・ピエスモンテ 元々はガウルに仕えていた近衛メイド長の1人(過去形) 現在はガレットを飛び出しエリオ専属メイドとして(勝手に)エリオの元へとやってきた その理由が以前エリオが(王様ゲームの命令であるが)ルージュのおっぱいを揉みしだいた事に責任を取ってもらうからだとか 「その事でレオ閣下と喧嘩した~」などとそれっぽい理由を述べてエリオに押し掛けてきた辺りかなりの策士、あと本気っぷりを感じる メイドとしての実力は一流、戦闘要員としても(閣下やガウル達ほどではないが)かなりの実力者でありまさに万能メイド あとおっぱいデカイ、その大きさはフロニャルド3位らしい その見事な仕事っぷりでリリカル学園に通いつつ執務官の仕事もするエリオにとってとても頼りになる存在である しかしちゃっかり自分もご懐妊するとかルージュさんマジ抜け目ない! ビオレ・アマレット レオの側近であり近衛隊長も務める女性、メイド達からはビオレ姉様と呼ばれ慕われている その有能っぷりは基本脳筋のレオやガウルの補佐に始まり自ら調査任務に赴くなど多種多様 ぶっちゃけた話もうこの人だけいればいいんじゃないか?って言われるくらい そんなビオレさんもエリオにおっぱいを揉みしだかれた事がきっかけで関係が進みあれよあれよと言う間に娘をご懐妊 ルージュの娘であるルリと同じ日、同じ時間に生まれたのでルリ(と、レイア)の3人は三つ子の様に仲が良い しかし当の母親ズはエリオをめぐって熾烈な夜伽争いを毎晩しているとかしないとか… エリオ爆発しろ! 太ももがやたらエロかったり大人特有の色気でエリオとイチャイチャしたり… エリオ爆発しろ!
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Final Fantasy Memorial ~Prelude~ NETANNAD 夏☆Kanon 鬼隠しだよ! ドクロちゃん 怪盗天使ツインエンジェル~幻の少女~
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魔法少女リリカルBASARAStS ~その地に降り立つは戦国の鉄の城~ プロローグ 自分は今、戦場にいる。 戦場とはいっても四角い土俵に立ち、周りには観客がいる。誰が開催したかは知らないが自分は「第二回婆沙羅大武道会」という大会の土俵の上にいる。 いつの間にか決勝戦だ。この試合に勝てば100万石が手に入るという。心なしか我が主の声援も力が入っている。 相手は三日月の鍬形をした兜に蒼き鎧。手に持つは六本の刀。もう一人は前者とは対なるように上半身裸に赤いジャケット。そして手には二本の槍。二人ともこちらに殺気を放ってくる。 一方、自分が手に持つは巨大な槍。先端が回転する槍だ。 世間では自分が持つこの槍のことを「ドリル」と呼ぶ者がいる。関係ない話なのだが。 「試合・・・開始!!」 この騒ぎの中でも審判の試合開始を告げる声がはっきりと聞こえた。 その瞬間二人は自分へと迫る。自分も負けじと槍を構え、横に振るう。彼らは当然のごとく避けた。こんな攻撃が当たらないのはわかっている。 すばやく槍をまた横に振るう。矛先は蒼い鎧の武士。その武士は槍の一撃を受け、かなり後方まで吹き飛ばされる。 次は縦一直線の振り下ろし。次の矛先は赤き武士。しかしその攻撃は防御される。さすがに驚いた。自分の一撃を防御しきれた者を見るのは初めてだ。 「Hey!!敵は一人じゃねぇぜ!?」 後方が異様に暗い。振り向くと先ほどの蒼い鎧の武士が低く構えている。腕が蒼白く光り、稲妻が走っている。 「Hell dragon!!」 腕を前に突き出すと自分の身長ほどもある稲妻の球が迫ってきた。回避行動や防御行動も間に合わず当たってしまった。 体が、浮いた。決して揺らぐことのなかった自分の体が今、宙に舞っている。 硬い土俵の感触を味わうのを許さないがごとく、赤き武士が自分が着地する地点に立っていた。 「千両花火ぃぃ!!」 一つに連結した槍の一撃が顔面に当たる。数回宙で回転してから自分の体が地に落ちた。 その瞬間、自分の中の「青い目盛りみたいな何か」が満タンになったのを感じた。 自分の体を起こし、槍を地面に思い切り刺した。その衝撃で二人の武士は宙に浮く。 自分も宙に浮き、背中から円陣を形成する。 円陣の漢字の一文字が光り、回転を始める。次第に回転が速くなる。 「終わりにしろ!!○○!!」 自分の名を叫ぶ主。無論、そうするつもりだ。主よ、もうすぐその手に巨万の富を掴ませて差し上げます。 だが、異変は起こった。 地面がない。 それは自分の周囲だけであった。しかし皆も突然のことに唖然とする。 自分はこんな地面を無くすほど強大な力を持った覚えはないし、主から聞いたこともない。 地面がなくなったことによって生じた穴は大きくなる。 そして二つ目の異変に気づく。 自分がその「穴」に引きずりこまれている。 どんなに離れようと力を振り絞ってもその穴からは離れられない。 逆にどんどん引き込まれていく。 思わず天に手を伸ばす。しかしその手を掴む者はいない。 「○○!!○○!!」 必死に助けに行こうとするがほかの家来に制止されている主。ああ、あなたに巨万の富を掴ませることができなくて自分が許せません。 こんなところで終わるのだろうか。主、申し訳ございませんでした。 「○○!!」 どんどん遠くなっていく主の声。そして目の前も暗くなり始めた。 しかし、意識が無くなる前に、自分の名前をはっきりと呼ぶ主の声が聞こえた。 「忠勝!!行くな!!忠勝っ!!」 これでお別れかもしれませんね。さようなら、主。 「ただかぁぁぁぁぁぁぁぁぁつっ!!」 目次へ 次へ